より効果的なサプリメント利用法(8) 貧血の話
連載:ビタミンつれづれ(2)
貧血には2種類ある貧血は大きくふたつに分けることができます。
鉄欠乏性貧血は世界で最も多い栄養素欠乏症であり、1億人以上の患者がいると推定されています。鉄欠乏性貧血かどうかは血液検査を実施すれば確認することができるのですが、一般的な検査では体内の鉄量まで測定しないため知ることはできません。このことは一般的な血液検査の数値が良くても鉄欠乏性貧血の疑いがないとは言い切れないと言うことでもあるのです。特に女性の場合、朝起きるのがつらい、体が冷える、肩がこるなどの症状は明確に病名が付かなくとも潜在的な鉄欠乏を疑う必要があります。 |
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総合的な貯蔵鉄量の検査を体内の鉄の約30%は肝臓や骨などに蓄えられていますが、食事から摂取する鉄が不足し血液中の鉄の濃度が低下すると、蓄えられた鉄は血液中に溶け出し不足を補います。鉄欠乏性貧血で鉄不足の疑いがある場合、赤血球の数や質、貯蔵鉄の量を総合的に調べる必要があります。 |
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すべてのビタミン・ミネラルが重要このように鉄の補給は鉄欠乏性貧血を改善する上で大変重要です。 |
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(おわり) |