地震を教訓に栄養を考える
連載:ビタミンつれづれ(3)
大震災阪神淡路大震災から今年でちょうど10年を迎え、1月17日には様々な集会やイベントが行われたことを皆さんも憶えていらっしゃるかと思います。 |
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ある日配られた食事の内容を見ると、朝食と昼食が牛カルビパン、ブドウロール、ソーセージロールに牛乳で、夕食はロース豚カツとポテトサラダ、スパゲティソテー、鴬豆に漬け物とゴマのかかったご飯という豚カツ弁当にインスタント味噌汁というもので、ビタミン、ミネラルや食物繊維の供給源となる野菜類や果物が絶対的に不足しています。 |
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不可能に見える解決、しかしこうした食事を続けていると健康な人でさえ体調を崩してしまいますから、支給する食事に果物を追加するとかボランティアによる炊き出しなどでもっと緑黄色野菜をとるなどの必要がありますが、人手や材料の調達、地域によってできる、できないという不公平が生じるなど、いろいろな障害によって実際には不可能という状況だそうです。 |
(おわり) |
連載: ビタミンつれづれ(3)