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◆ビタミンCはEと一緒に
体内に発生した活性酸素によって細胞が酸化されると、過酸化脂質ができ、細胞を破壊したり、異常細胞を形成したりします。ビタミンEは酸化を防ぐ、抗酸化作用のあるビタミンですが、過酸化酸素があまりにも沢山できると、ビタミンEの抗酸化作用も追いつきません。 そこで、一緒に摂っていただきたいのが、ビタミンC。CとEは協力しあって細胞膜や脂質の酸化を抑えます。働きすぎで壊れかけたビタミンEは、ビタミンCから電子をもらうことで、再び元通りのビタミンEに戻って元気に働くことができるのです。
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◆紫外線とメラニン色素
肌の色は、十人十色。日焼けすると、肌が真っ赤にはれ上がってしまう色白な人もいれば、生まれつき肌の色が浅黒い人もいます。この肌の色の違いを決めるのが、メラニン色素なのです。
紫外線を受けた皮膚は、メラニン色素がそれを吸収して肌を守ろうとする働きをします。紫外線が多いと、細胞が活発に働いて、メラニン色素を大量に作り出します。こうしたはたらきによって肌が黒くなるのです。メラニン色素は皮膚の一番下で作られ、通常、28日周期の皮膚の新陳代謝によって表面の角質層まで押し上げられ、徐々にはがれていきます。

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◆シミ・ソバカスはなぜできる?
前述の「紫外線とメラニン色素」で、紫外線を受けた皮膚をメラニン色素がガードしていることは、理解いただけたと思います。では、なぜ、シミやソバカスができるのでしょうか。
紫外線を繰り返し浴びたり、ストレスやホルモンのバランスが崩れることが原因で、皮膚の新陳代謝が不活発になり、メラニンがそのまま沈着してしまったのが、シミ・ソバカスです。
ビタミンCはこのメラニン色素の生成に関わる酵素の働きをブロックして、メラニン色素が沈着するのを抑える働きがあります。美白効果を期待するには、一日約1000mgのビタミンCの量が必要とされています。 |
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◆ビタミンCの爆弾“ローズヒップ”
ローズヒップは学名では、Rosa Canina。バラの花が咲き終わり、花弁が散った後にできる実で、ヨーロッパ及び北米が原産国です。
古代ギリシャ・ローマ時代にこの植物が狂犬病に効くと信じられたことから、ラテン語でロサ・カニーナ(犬のバラ)、英語ではドッグローズと呼ばれるようになりました。
かつて古代ギリシャでは“神の食べ物”として親しまれ、健康にいいものとして利用されていました。第2次世界大戦中には、イギリスやスウェーデン、ノルウェー政府がローズヒップの研究を重ね、その中に驚くべき量のビタミンCが含まれていることを発見しました。 |
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